資産形成シミュレーション改
資産形成ノウハウ一覧
不動産投資
資産形成ノウハウ

空室リスク

不動産において入居者が決まらず収入が途絶えるリスク

3分で読めます

この記事でわかること

空室リスクとは、賃貸不動産で入居者が決まらず、家賃収入が途絶えるリスクです。株式でいう「無配・減配」に近い概念で、収入の柱が一気に消える点が似ています。

立地・築年数・間取り・周辺供給・経済環境に強く依存します。空室期間中もローン返済、管理費、固定資産税、修繕積立は続くため、満室楽観の試算は破綻しやすいです。

なぜ満室想定が危険なのか

資料の家賃は「想定満室」であることが多く、空室1ヶ月/年でも収入は8%以上減ります。地方・古い物件・供給過多エリアでは、空室が半年超も起きうるため、最悪ケースを試算に入れないとキャッシュフローが一気にマイナスになります。

  • 空室中も固定費・ローンは止まらない
  • リフォーム・家賃値下げでコストが追加される
  • 新築供給が増えると空室が長期化しうる
  • 株式と違い流動性が低く、損切りに時間がかかる

考え方・進め方

①満室試算に加え、空室1〜3ヶ月/年(または空室率5〜10%)の保守ケースを作る。②最悪(6ヶ月空室+家賃10%ダウン)でもローン返済できるか確認。③空室時の手元資金(6〜12ヶ月分の返済+経費)を確保。④エリアの空室率・募集期間の実績を調べる。

例: 月家賃15万円・ローン返済12万円・経費2万円で、手元プラス1万円/月の物件。空室3ヶ月/年なら、年間家賃は165万円(15万×11)となり、経費・ローンは12ヶ月分続くため、年間CFは大幅に悪化します。最悪6ヶ月空室なら、貯蓄なきフルローンは追い込まれやすいです。

賃貸vs持家の比較や住宅ローンシミュレーションと並行し、「収入が止まった月」を明示した表を作ると、空室リスクが可視化されます。

よくある誤解

  • 「好立地なら空室しない」→ 需要変化・競合で空室は起きうる
  • 「空室1ヶ月なら問題ない」→ ローン・修繕で累積する
  • 「家賃を下げればすぐ埋まる」→ 収入減・値下げコスト
  • 「管理会社に任せれば安心」→ リスクはオーナーが負う

図表

空室シナリオ別の年間家賃(月15万円想定)
シナリオ空室年間家賃
満室楽観0ヶ月180万円
保守1ヶ月165万円
厳しめ3ヶ月135万円
最悪6ヶ月90万円
イメージ:空室期間と手元キャッシュフロー
31-1-3-5月次CF(万円)0102030
満室
空室3ヶ月(4〜6月)
空室中もローン・経費は続き、CFがマイナスになりやすいです。

ポイント

  • 満室楽観ではなく空室込みの保守試算を使う
  • 最悪ケースでも返済できるか確認する
  • 空室用の手元資金を6〜12ヶ月分確保する

よくある質問

空室リスクとは何ですか?
入居が決まらず家賃収入が止まるリスクです。ローン・維持費は続くため、キャッシュフローへの打撃が大きいです。
試算に空室はどう入れる?
満室に加え、年1〜3ヶ月空室や空室率5〜10%の保守ケースを作ります。最悪6ヶ月空室も一応確認します。
空室リスクについて、備えはどうする?
空室時の返済・経費を賄う手元資金(6〜12ヶ月分)を別途確保します。フルローンほど備えが重要です。
エリア選びとの関係は?
需要・供給・築年数・交通のデータを確認し、口コミだけで決めません。空室率の実績調査が有効です。
参考・免責

本稿は不動産投資に関する一般的な情報提供であり、特定物件・特定地域の推奨や個別の税務・法律助言ではありません。利回り・空室・金利・流動性は物件・契約・環境により大きく異なります。実際の判断はご自身の責任で行い、必要に応じて不動産・税務・法律・ファイナンシャルプランナー等の専門家にご相談ください。

この内容を試算する

読んだ内容をシミュレーションで数字にしてみましょう