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固定金利と変動金利の選び方

固定金利と変動金利は、金利の低さだけでなく、返済額の安定性と金利上昇リスクの受け止め方で選ぶ考え方があります。

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この記事でわかること

住宅ローンの金利タイプには、固定金利と変動金利があります。固定金利は一定期間または全期間、返済額の見通しが立てやすい点が特徴です。変動金利は借入時の金利が低めになりやすい一方、将来の金利上昇で返済額が増える可能性があります。

選び方のポイントは「今の金利の低さ」だけではありません。「金利が上がった時に耐えられるか」で考えるのが現実的です。家計余裕、生活防衛資金、教育費の時期と合わせて判断してください。

なぜ金利タイプの選択が家計ストレスを左右するのか

変動金利で借入3,000万円・35年・金利0.5%なら月額約7.0万円。金利が2.5%に上がると月額約9.5万円と、月2.5万円(年30万円)の増加です。固定金利1.8%なら借入時から月額約7.8万円で、上昇リスクは抑えられますが、初期コストは高めです。

  • 変動金利は低金利メリットと上昇リスクのトレードオフ
  • 固定金利は返済額の安定性と初期コストのトレードオフ
  • 家計余裕が少ないほど、返済額変動リスクは危険
  • 余裕資金と繰上返済余地があれば、変動も選択肢になる

考え方・進め方

①固定・変動それぞれの初期月額と、金利+1%・+2%のストレスケースを試算する。②返済比率(年収に対する返済額)が25%を超えないか確認する。③生活防衛資金(6〜12ヶ月分)を別途確保する。④「上がった時に耐えられる月額」を上限として借入額を逆算する。

例: 年収600万円・返済比率25%上限なら、年返済150万円・月12.5万円が目安です。変動0.5%で月7万円なら余裕がありますが、金利2.5%で月9.5万円でも範囲内。金利4%で月11万円ならギリギリ、5%超えは危険域です。固定1.8%で月7.8万円なら、金利上昇を気にせず計画しやすい一方、借入時点では変動より月0.8万円高い負担です。

最安金利だけで選ぶと、将来の家計ストレスを見落としやすくなります。住宅ローンシミュレーションで、固定・変動・金利上昇シナリオを並べて比較してください。

よくある誤解

  • 「変動の方が常に得」→ 金利上昇時の返済増を見落としやすい
  • 「固定は損」→ 返済額の安定性は家計計画上の大きな価値
  • 「金利は上がらない」→ 過去には大幅上昇期もあった
  • 「審査が通れば問題ない」→ 返済能力は総量と将来余力で見る

図表

固定金利 vs 変動金利
項目固定金利変動金利
初期金利やや高め低めになりやすい
返済額の安定性高い金利上昇で増える
向く人余裕少・安定重視余裕あり・繰上対応可
判断軸許容できる固定コスト上昇時に耐えられるか
イメージ:金利上昇時の月額返済(借入3,000万・35年)
14121086月額(万円)金利(%)0102030
変動金利(元利均等)
固定1.8%借入時
変動は金利連動、固定は借入時点で固定のイメージです。

ポイント

  • 最安金利だけで選ばず、上昇時の耐えられる月額で判断する
  • 返済比率と生活防衛資金を合わせて確認する
  • 固定・変動・金利上昇シナリオを並べて比較する

よくある質問

固定と変動、どちらが一般的ですか?
どちらも広く使われています。家計余裕、金利見通し、リスク許容度で選びます。低金利環境では変動、余裕が少ない場合は固定を選ぶ人も多いです。
金利上昇時の返済増はどれくらい?
借入額・残存期間によります。3,000万円・35年で金利1%上昇すると、月額は数万円増えることが多いです。シミュレーションで確認してください。
固定期間付き固定金利とは?
5年・10年など一定期間固定、その後変動または再選択となる商品です。期間中の安定性と、更新時の金利リスクの両方を理解する必要があります。
固定金利と変動金利はどう試算すればよいですか?
住宅ローンシミュレーションで、固定・変動・金利上昇ケースの月額と返済比率を比較します。生活防衛資金も含めて判断してください。
参考・免責

本稿は住宅ローン金利タイプの一般的な説明であり、特定の金利タイプや金融機関を推奨するものではありません。借入条件は金融機関の審査、契約内容、金利環境により異なります。

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