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Coast FIREとは(積立を止めても到達できる設計)

すでに積み上げた資産の複利だけで、将来のFIREに到達する考え方

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この記事でわかること

Coast FIREとは、すでに積み上げた資産をこれ以上積み増さなくても、想定どおり運用が続けば将来のFIRE必要額に届く状態を指します。以降は生活費を労働収入で賄い、資産は成長に任せる設計が典型です。

完全FIREより必要資産が小さく見えやすく、「今すぐ無職」ではなく「積立圧力から解放される」自由度を得やすいのが特徴です。到達判定は、将来時点の必要資産と、現在資産の想定成長の両方で行います。

なぜ重要か

キャリアの選択肢(転職、学習、時短)を増やすには、完全リタイアより先に「積立を止めても将来が壊れない」ラインが実用的だからです。

  • 積立額を生活や自己投資に回せる
  • 完全FIREより到達が早い設計になりやすい
  • 追加積立必須というプレッシャーが減る

考え方・進め方

①完全FIREの必要資産(例: 年間支出300万円÷4%=7,500万円)を置く。②Coast到達から退職予定までの年数を置く(例: 15年)。③現在資産が保守的利回り(例: 実質年3〜5%)でその年数後に必要資産へ届くか試算する。

例: 15年後に7,500万円が必要なら、年4%複利では現在およそ4,200万円前後がCoastラインのイメージです。届いていれば積立を止め、労働で生活しつつ資産を置く設計になります。

FIREシミュレーションや年数逆算で利回りを1〜2%変えて感度を見ると、甘い想定を防げます。

よくある誤解

  • 「Coastしたら一生働かなくてよい」→ 生活費は労働か取崩しが必要
  • 「高利回り前提でよい」→ 保守的に置かないと到達が虚構になる
  • 「完全FIREより劣る」→ 自由度設計としては有力な中間地点
  • 「一度到達したら見直し不要」→ 支出増・相場低迷でラインは動く

図表

Coast FIREの判定イメージ
項目
将来の必要資産7,500万円
残り年数15年
想定利回り(実質)年4%
いま必要な資産(概算)約4,200万円
自由度の段階(イメージ)
積立継続中
40
Coast到達
70
完全FIRE
100
数値は自由度のイメージです。

ポイント

  • 完全FIRE額から逆算してCoastラインを出す
  • 利回りは保守的に複数シナリオで見る
  • 到達後も支出と相場でラインを見直す

よくある質問

Coast FIREとFIREの違いは?
FIREは取崩しで生活できる状態、Coastは追加積立なしでも将来FIRE額に届く状態です。Coast後も通常は働いて生活費を稼ぎます。
Coast FIREはどう計算する?
将来の必要資産と、現在資産が想定利回りでそこに届くかを逆算します。利回りは控えめに複数ケースで見ます。
積立は本当にゼロでよい?
設計上は可能ですが、余力があれば少額継続も有効です。必須ではなく選択肢です。
Coast FIREの検討にどのツールを使う?
FIREシミュレーションで必要資産を出し、積立・年数ツールで現在資産の成長を確認します。

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