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お金持ちピラミッド(金融資産保有額の階層)

「自分の現在地」と「目標」が一目で整理しやすくなる代表的な切り口

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この記事でわかること

お金持ちピラミッド(金融資産保有額の階層)は、世帯の金融資産を金額帯ごとに分類し、各層の人数・割合を示した代表的な切り口です。「自分の現在地」と「目標の層」が一目で整理しやすくなります。

重要なのは、統計上の「金融資産」の定義に合わせることです。自宅不動産の評価額や退職金見込みを混ぜると、公式統計との比較が崩れ、過大評価や過小評価のどちらかに偏ります。

なぜピラミッドで現在地を把握するのか

数字だけ(例: 500万円)では、それが多いのか少ないのか判断しにくいです。階層表と照合すると、全国で上位何%付近かがわかり、目標設定の現実味が増します。ただし、比較は手段であり、階層の「上昇」自体を競争の目的にしないことが大切です。

  • 金融資産のみで比較軸を揃える
  • 自宅・退職金見込みは別枠で管理
  • 現在地と目標層のギャップから逆算できる
  • 上位層ほど人数が少なく、階段状の目標が現実的

考え方・進め方

①自分の金融資産を計算します(現預金+株式・投信+債券等−短期借入)。自宅・自動車・退職金見込みは含めません。②階層表で自分がどの層にいるか確認します。例: 3,000万円未満がマス層、3,000万〜5,000万円未満がアッパーマス層。③目標層を決め、ギャップと達成年数を試算します。年100万円の純増なら、マス層2,000万円からアッパーマス層下限3,000万円まで約10年、というイメージです。

例: 40代子育て世帯、金融資産800万円。マス層内ですが、同年代平均と比べるより、老後に必要な資金(例: 2,000万円)から逆算した方が実用的です。ピラミッドは「全国での位置」と「老後目標」の両方に使うとバランスが取れます。

資産ダッシュボードや資産形成シミュレーションで、金融資産の推移を定点観測し、年1回ピラミッド上の位置を更新するくらいが適度です。

よくある誤解

  • 「自宅があれば富裕層」→ 統計の金融資産には自宅は含まれないことが多い
  • 「上位層を目指すのが正義」→ 自分のライフプランに必要な層で十分
  • 「ピラミッドは固定」→ 調査年・定義で数値は変わる
  • 「退職金見込みを足してよい」→ 比較のためには別管理が原則

図表

お金持ちピラミッド(金融資産保有額の階層)
超富裕層(5億以上)
全体のごく一部
富裕層(1億〜5億未満)
準富裕層(5,000万〜1億未満)
アッパーマス層(3,000万〜5,000万未満)
マス層(3,000万未満)
大多数の世帯
調査・定義により数値は異なります。自宅は含めません。
階層別世帯数(参考)
階層世帯数(万世帯)世帯数比率
超富裕層(5億円以上)11.8約0.2%
富裕層(1億円〜5億円未満)153.5約2.8%
準富裕層(5,000万円〜1億円未満)403.9約7.3%
アッパーマス層(3,000万円〜5,000万円未満)576.5約10.3%
マス層(3,000万円未満)4,424.7約79.4%
合計約5,570万世帯100%
出典・調査年により変動します。比較時は同じ調査を参照してください。

ポイント

  • 自宅不動産の評価額や退職金見込みなど、定義外の資産を混ぜない(比較が崩れる)
  • 現在地を確認したら、老後目標から逆算した必要層と照合する
  • 年1回程度、金融資産のみで位置を更新する

よくある質問

お金持ちピラミッドとは?
金融資産保有額で世帯を階層分けし、各層の人数・割合を示したものです。自分の現在地と目標層を視覚的に整理するのに使います。
自宅は金融資産に含める?
統計比較のためには含めないのが原則です。自宅は実物資産として別枠で管理し、金融資産だけでピラミッドと照合してください。
お金持ちピラミッドについて、どの層を目標にすればよい?
老後資金やライフイベントに必要な金額から逆算し、それに対応する層を目安にします。上位競争ではなく、自分に必要な水準を基準にしてください。
お金持ちピラミッドの現在地はどのツールで確認する?
資産ダッシュボードで金融資産を集計し、資産形成シミュレーションで将来の層到達時期を試算すると、現在地と目標が整理しやすくなります。
参考・免責

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